「正確なアンサンブルを聴きたい。」Blade導入事例[アンティフォン]

KEFの点音源を目の当たりにし、新しいオーディオ人生へ

日本全国のスーパーKEFユーザー列伝。今回は、Bladeを愛用されている石川県のKさんをご紹介します。

アンサンブルを正確に再現するために。

 「人生最後の道楽として、新しい部屋にこれを招き入れました。それまでは、タンノイのアーデンで最後と思っていたんですが……」
 KさんがアンティフォンでBladeを耳にしたとき、それまでの考えは一瞬にして覆されたのだとか。金沢のオーディオ&インストールショップ・アンティフォン代表の松居さんの見立てに従い、コンクリート基礎にベタ床とした新しい自宅の専用室にKさんはBladeを招き入れました。
 「第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、フルート、オーボエ……きちっとしたオーケストラをコンサートホールで聞いているような再現力なんです。かつての管楽器に素晴らしい奏者による演奏は、もう生では聴くことができないわけです。それが、完全できちっとした音場、セパレーションで聞ける。ソフトにこれだけの情報量が入っているなら、引き出してあげなければという使命感に駆られるのです」(Kさん)
 この日最初に掛かったLPは、ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第7番「大公」。60年頃にKさんがお母様に買ってもらったこの一枚は、Kさん生涯のリファレンスです。
アキュフェーズのDGおよびDFとパワーアンプを使い、Bladeをフルアクティブで駆動するシステム
 そして二枚目は、ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団のブラームス。Kさん自身のアナログ熱が盛んだった50年ほど前、アメリカに留学していたときに購入したものだとか。
 「極めて厳格に弦が揃っているところが存分に堪能できます。あるべき位置に楽器が見え、かつ、どれも殊更に主張しない。アンサンブルとしての素晴らしさは、現在のどのオーケーストラでも再現できないでしょう。それがいつでも居ながらにして何度でも堪能できるのですから」

底知れぬポテンシャル。アナログの原理

 三枚目は、ベルリンフィルレコーディングのサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィル交響楽団のブラームス交響曲全集。これはダイレクトカッティングによるLPで、まさに「生音」をそのまま記録した究極のアナログ盤といえます。
 「装置のレベルが上がれば上がるほど、アナログのポテンシャルが際立つのです。オーディオの原点に戻るとアナログになる。そしてオーディオ体験は、もちろん生演奏とも違う深い魅力を持っています。」
 という松居さんの見立て通り、いまやKさんには再びアナログへの情熱が高まっています。
 Kさんは、小学校5〜6年の時分から手回し式の78回転でオーディオを知り、昭和25〜6年にLPが日本に入り出した頃には、金沢ではじめて輸入レコードを扱い始めた山田時計店で求めたソフトを聞いて育ったそうです。タンノイのアーデンの前にも、JBLの4343が出たときは、チャイコフスキーのコンチェルトを聴き、無理してでも家に入れたいと思ったことがあるなど、常にオーディオには情熱を傾けてきたKさん。Bladeが現れたとき松居さんが感じた衝撃は、Kさんにも同じように響いたようです。
「私もステレオサウンドで瀬川冬樹さんの文章を読んでJBL4343を購入した口ですから。でもBladeを最初にみたとき、KEF が目指す方向性がパーンと自分の中に入ってたんです。音をマイクに集録するのをそのまま逆転させて再生するという、点音源コンセプト。それをこのスピーカーは、その見た目とサウンドで見事に表現していたからです」(松居さん)
 永らくアンサンブルと厳格に向き合ってきたKさんが、Bladeを耳にした瞬間にまったく違うオーディオ人生をスタートさせようと思ったのは、偶然ではなかったのです。
120インチスクリーン(17:9)に投写する4KプロジェクターVPL-VW1100ESを天吊り。サラウンドスピーカーはLS50
アナログだけでなく、ハイレゾも充実。ベルリン・フィルデジタルコンサートをライブで楽しめるソニーTA-DA5800ESのほか、リンのAkurate DSで、ストリーミングのほか、ハイレゾ音源やCDコレクションが収められたfidataのNASを再生する

お問い合わせ

アンティフォン
石川県金沢市間明町1丁目29
TEL.076-292-1475

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